福祉マインドフェアの開催時期について

 それでは、質問事項3に入ります。
 質問事項3、福祉マインドフェアの開催時期についてに入ります。
 地球沸騰化と言われるように、ここ数年の夏の猛暑は異常な状況となってきました。体温を超えるような気温が何日も続くようなことが当たり前になってきました。それこそ体温を超えたというのがニュースになるような、ついこの間のような気がするんですが、もう9月でも体温を超えそうな勢いの暑さになっているのが今の異常気象の状況です。
 2018年に7日以上の猛暑日を記録して過去最多を更新して以降、年間の猛暑日はどんどんと増え続けています。本年の熱中症警戒アラートは本日までに42回発表され、7月18日から8月18日の約1か月間は毎日発表されました。福祉マインドフェアは例年8月の第1土曜日に開催されますが、不要不急の外出を避けるべきだと言われている熱中症警戒アラートの真っただ中で開催をされている状況です。福祉マインドフェアは、体温調整の難しい高齢者や障がい者が多く参加するイベントであり、現在の気象環境では開催時期を含めた配慮が必要ではないでしょうか。主催されている社会福祉協議会は民間の社会福祉法人であり、行政機関ではないことを重々承知しておりますが、そうは言っても、行政とは深い関わりを持つ団体です。
 そこで酷暑の中開催されている福祉マインドフェアについて、市長も参加されているイベントだと思います。このイベントについてお伺いしていきます。

⑴ 参加者数の推移について

◆1番(勝股修二) 小項目(1)に入ります。
 酷暑は2018年以降徐々に厳しくなってきていますが、コロナ禍と重なるため暑さと参加者数の間に相関を見つけることは難しいかと思いますが、まずは小項目(1)、参加者数の推移についてお伺いをします。

◎健康福祉部長(臼井武男) 尾張旭市社会福祉協議会に確認した直近3年間の参加者数をお答えします。
 令和4年度は新型コロナウイルス感染症の影響により開催規模を縮小したため約230人でしたが、令和5年度及び6年度の参加者数はいずれも約1,200人であったと聞いております。以上でございます。

◆1番(勝股修二) ありがとうございました。
 参加者数の年次の推移というのは分からなかったですが、1,200人の方が参加をするイベントということは分かりました。本市としては後援という形で関わっているようですので、事業計画の審査をし、事業報告を受ける、1,200人が参加をするイベントであるということです。それを踏まえて小項目(2)に入ります。
 福祉マインドフェアは例年8月第1土曜日に開催をされます。この時期はもともと梅雨明けから立秋までの夏の土用であり古来より1年で最も暑さが厳しい時期とされています。これに加えて、近年の気候変動により命の危険も言われるような状況になっています。私も福祉マインドフェアにお伺いをさせていただきましたが、特に渋川福祉センターの3階は空調が入っていてもちょっと暑いというような状況でした。3階はボランティア団体のブースとともに、障がい者の皆様もともに参加されておられる福祉関係事業所による福祉市場が開催をされていました。参加者の方から、ちょっとこの暑さはどうだろうということで、ちょっとお叱りを受けたような状況です。
 私は本市にとって福祉マインドフェアというのは、市民に向けて福祉への理解を啓発する非常に重要なイベントだと考えております。しかし、多くの方々に福祉マインドを普及啓発したいというイベントを、外出は極力控えると注意喚起がなされる可能性が高い状況で開催するのは、ちょっと疑問を感じております。美濃加茂市なんかでは今年から夏の風物詩ともいえる夜に開催される花火大会を9月下旬に変更するなど、異常気象に対する対応は様々なところで始まっています。スポーツでも同様であるということを本日おっしゃっておられました。

⑵ 福祉マインドフェアの開催時期について

◆1番(勝股修二) 主催者である社会福祉協議会は、本市市民の福祉増進に向けた緊密で非常に重要なパートナーです。また、先ほど述べたとおり、本市としては福祉マインドフェアに後援として関わっています。主催者ではないことから、なかなか御答弁は難しいと思いますが、小項目(2)、健康被害をもたらすような酷暑の中での福祉マインドフェアの開催時期について、本市の見解をお伺いします。

◎健康福祉部長(臼井武男) お答えします。
 福祉マインドフェアは、社会福祉法人である尾張旭市社会福祉協議会が主催するイベントであり、本市が開催時期の是非についてお答えできる立場ではありませんが、社会福祉協議会に確認したところ、実施の中心となる尾張旭市ボランティア連絡協議会の都合や、本市が主催する行事などとの兼ね合いを総合的に勘案して決めているとのことです。
 答弁は以上でございます。

◆1番(勝股修二) ありがとうございます。
 苛酷な暑さの中で行われるということの評価については御答弁をいただけませんでしたが、尾張旭市ボランティア連絡協議会さん、通称ボラ連さんの御都合と本市主催の行事などとの兼ね合いであるということでした。私も社協さんにいろいろとお話を聞かせていただきましたが、福祉マインドフェアの開催において、ボラ連の皆さんがもう非常に苦心をされて御苦労をされているということもお聞きしております。暑さに対応するために、扇風機も本当に何十台と借りたり、倒れた人が出ても対応できるように保健師をずっと常駐で配置をしたりするなど、多くの工夫をされているということでした。開催時期の検討についても、そのボラ連さんと社協さんとの話合いで毎年俎上には上がるんだけれども、なかなか調整がつかないということも聞いております。本当に多くの方々が関わることから、変えていくということは大変なことだと思います。
 しかし、近年の暑さは尋常ではなく、今後もその傾向は続くと予想されており、イベント中参加者に健康被害が生じるのではないかと懸念をしております。屋内開催とはいえあまりの暑さにより、熱交換を原理とする空調にも限度があります。また、開催をされている渋川福祉センターについても約20年以上前の設計ということで、今のような気象状態で設計されているわけではないので、そこへの対応というのもなかなか難しいような状況であるということもお聞きをしております。
 要望としては、本市主催の行事の調整というのも視野に入れて、今後よりよい福祉マインドフェアが開催できますよう関係各所と真摯に向き合い、解決策をともに探っていただきますようよろしくお願い申し上げます。
 以上、今回の質問においても本当に多くの皆様の御協力をいただきました。執行部の皆様はもちろんのこと、尾張旭市社会福祉協議会の皆様にも多々御迷惑をおかけしたことはおわび申し上げるとともに、大変お世話になりましたこと謹んで感謝申し上げます。皆様には今後とも御指導御鞭撻のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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